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インタビュー

Vol.2「予約表を書き換えるくらい稼動率もアップ!」

ホワイト歯科クリニックさんは、食育をテーマにした一歩進んだ歯医者さん。歯科衛生士で院長の奥様である新井様は非常にアイディアマン。歯の予防医学という見地から、今まで事務室だった部屋を、エステのできる治療室に改装したいということで、デザインに携わらせていただきました。今回は1月にリニューアルしてから4ヶ月後にインタビューさせていただきました。


ホワイト歯科クリニック
歯科衛生士
新井 美紀(あらい みき)様

 

 

 

 

ホワイト歯科クリニックの取り組み】



さいたま市宮原区の住宅地にある歯医者さん。
立地が決して良いとは言えない条件のなか、地域密着型の医療で歯の健康と食育をテーマにした「ママキッズ・カフェ」や託児付き診療日 マザーズDayを設け、TVや雑誌の取材も多数。今回は、女性の健康と美をテーマにエステができる治療室を開設。女性のためのアンチエイジングにも取り組んでいます。


 

歯の予防をしながら美しくなれるクリニックにしたい

――以前から地域密着型で様々な取り組みをされていますが、今回事務室を改装し、エステルームにしようと思われた背景をお聞かせ下さい。

新井  最近は歯科クリニックで予防歯科というのはどこの歯科でも当たり前になってきました。しかし、健康でいるために、メンテナンスで来院していただくのですが、健康の為に来院するというのはなかなか継続するのが難しいのが現状です。そこで、健康+美しさが加われば女性の興味のあるところなので、継続して行きたいと思っていただけるのではないかと思いついたのです。
また、エステメニューを取り入れたいというスタッフの要望もあり、他の歯科と差別化を図る為にも、エステルームとして思い切って改築することに決めました。

――ドムスデザインに依頼をしようと思ったきっかけを教えて下さい。

新井  改築するにあたって、専任の税理士の松井先生に相談していました。そこで内装にもこだわりたいというお話をしていたら、戸倉先生を紹介していただいたのがきっかけです。
元看護師で建築の世界に入り、イタリアにも留学に行っているという、戸倉先生の経歴の面白さを見て、「すっごいな!是非お会いしてみたい!」と思いました。
私自身も本当に、「病は気から」だと思っていましたし、その「気」がとても大事だと思っていました。だからこそ、戸倉先生の「環境には人を元気にする力がある」という考えにとても共感しました。建築的な部分というよりも、先生の人間的な部分にとても興味を持ったというのが是非依頼してみたいと思った理由です。



歯科のイメージを脱出したい


――今回一番こだわりを持っていたところ、改善ポイントとして重要視していたことについてお聞かせ下さい。

新井   やはり医療の現場で特に歯科では、なかなかリラックスしづらいので、歯科を脱出して本当に「エステ室のような空間」をつくることにこだわっていました。そしてリラックスするような空間を「体感」していただく、それがとても重要でした。そのためには椅子にもこだわり、通常の治療用のユニットではなく、エステ用の椅子を導入しました。さらに、イメージを変える為にユニフォームも病院用ではなく、エステ用のユニフォームに変えました。


  

以前のユニフォームからエステ仕様のユニフォームに変化。   


美しい空間から美意識は生まれる


――その他、リニューアル後に変化したこと、改善されたこと、患者様の声などお聞かせ下さい。

 新井  この部屋ができたおかげで、 特別感を感じて下さる患者さんが増え、リピート率が増えました。また、スタッフの要望でエステメニューが増え機械も導入し、今ではエステだけの予約表を新たに追加するくらい好評です。
もともとは、若い女性層をターゲットにしていたのですが、意外にも高齢の患者さんが多いです。「エステは贅沢」って思っていて、今まで興味はあるけど行けなかったという方が多いんですね。「歯科に行く」と出て行って、ついでに綺麗になれるので本当に嬉しいと喜ばれています。
やはり女性は、「美しくなること」に関して年齢は関係ないのですね。また、スペシャル予防コースをさらにリラクゼーションメニュー充実ということで このコースにエステメニューを追加しました。もちろん従来通りの価格で提供です。

この部屋ができて1つ椅子が増えたことにより、待機できる患者さんが増え、稼働率もアップしています。 また、リップエステは治療と違って時間もかからず、私たちが患者さんをその場で綺麗にしてあげることができるんです。歯科衛生士の資格を持っていないスタッフも売上に貢献できて患者さんにも喜ばれるので、スタッフももう、ルンルンで喜んでいます。エステを終わった後の患者さんのお顔は、治療の時とはうって変わって、パア~ッと表情が変わって本当に嬉しそうなお顔になるんですよ。


――コスト、満足度についてはいかかでしょうか。

新井  壁紙、床、カーペット、照明、カーテン、時計、鏡、タオルリングといった小物を含めて改築費に200万ちょっとかかっています。そこだけを見たら高いと思われるかもしれませんが、費用対効果で見れば確実にホワイト歯科としての売上も上がって元は取れていると思います。
何よりも、費用がかかったことを忘れてしまうくらい患者さんに喜んでいただけているので、もう、大満足ですね。ホワイト歯科はキッズ向けのかわいらしい内装の受付、待合室になっているので、患者さんがこの部屋を見た瞬間、驚かれるんです。


 


――確かに、受付のかわいらしい印象からは想像できない別世界ですよね。

「まるでエステみたい!ここにこんな部屋があったのね!」と言っていただけるのが私にとって最大の褒め言葉だと思っています。まさに、「エステ室のような空間」にこだわっていたので、とても嬉しいです。
一般の業者さんではこの部屋はできなかったと思います。


――ドムスデザインに依頼して良かったと思うことは何ですか。


一般の業者さんに依頼すると、いくつかの壁紙や床材のサンプルを見てこの中からどれにしますか?と聞かれて選ぶというやり方でした。
でも、正直私たちは素人なので、単体で見ていても、全体としてどうなるのか全くイメージがわかりません。
今回戸倉先生は全体としてのイメージがわかるボードを作成して見せていただいたので、非常にわかりやすく、本当にイメージどおりのものができました。
戸倉先生でなければこの部屋はきっとできなかったと思っています。そして、美しい空間ができると、やはり色々なものにこだわりをもつようになりました。空間に合わない黒いシンプルな収納箱にコサージュをつけたり、
パソコン類のコードが美しくなく、大変気になり始め、コードレスのプリンターに買い替えました。(笑)

 



医学の立場からのアンチエイジング

 ――今後の予定、どのような歯科クリニックを目指されているのかについて教えて下さい。

新井   今後は秋からメディカルエステ本格導入のための新しいメニュー作りをし、より充実した内容にする予定です。また将来はブライダルデンタルエステコースも展開していきたいと思っています。
もともと、笑顔が美しくなる「スマイルレッスン」をやっていたので、リップエステを+アルファして「スマイルコース」とか、「法れい線撃退コース」とかメニューを増やす予定です。目指す方向としては、やはり歯科なのでアンチエイジングということに対して、エステとは違う医学の立場からのアプローチの仕方です。エステでしたら、綺麗になるためには週に2回は通ってくださいというところを、「綺麗な状態を維持する為に月に1回はエステもしましょう」という点です。人間は誰しも老いるものですから、それに抵抗するのではなく、ゆるやかなカーブで老いていきましょうという考え方です。人間は生まれてから死ぬまで口からものを食べることが最大の幸福だと思うので、生きて行くためには「元気でなければ!」と思うんです。歯→綺麗な笑顔を作ること→美容につながり、美しくなる。自信がついて喜びにつながる、これからも予防しながら美しくなり、地域の人からも愛される、そんなクリニックを目指したいと思います。



【編集後記】 

今回、1月にリニューアルオープンしてから4ヵ月後にインタビューにお伺いしました。
とても活き活きと語る新井様の姿を見て、空間が患者様を増やし、スタッフのモチベーションまでもアップさせてくれることを実感しました。何よりも新井様ご自身の外見が変わり、驚いています。空間は人を美しく変身させてしまう力があるのですね。ありがとうございました!